マイケルジャクソンが1979年11月(当時21歳)にリリースした「Rock With You」。
R&Bとポップが融合した楽曲で、1980年代R&Bを象徴するようなサウンドが特徴。
250万枚を売り上げたこの楽曲。今まで数多くのアーティストに愛され、カバー、アレンジされてきた。
どんなアーティストに影響を与えてきたのかご紹介。
評価
1980年1月19日にビルボードの週間ランキング第1位を獲得。
ビルボード誌1980年度年間ランキングでは第7位を獲得。
ローリング・ストーン誌のJ・エドワード・キース(J. Edward Keyes)はこの曲を以下のように絶賛。
「この曲の素晴らしいところは何ひとつで過ぎていないという点だ。シルクのような滑らかなストリング、聞こえるか聞こえないか程度のギター音、彼は音の上をすべるように歌う。」と評価した。
カバー・アレンジ曲
トークボックスの代名詞 Fingazz がカバー
Fingazzは、日本でも人気のウェストコースとのプロデューサー兼トークボックスプレイヤー。
そんな彼がトークボックス・カバー・アルバムの第2弾としてリリースした「Classic’s For The O.G’s (Vol.2)」にトークボックスでフルカバーしたRock With Youが収録されている。
トークボックスでメロウな雰囲気に仕上げ、原曲とはまた違った良さがある。
E.Z.がヒップホップ風にアレンジ
E.Z.に関しては、SpotifyやApple Musicに楽曲はあるものの、本人に関する情報はネット上にあまりなく、現時点ではどんなアーティストなのか明確ではない。
E.Z.’s Instagram➢
ただ、E.Z.が2021年にリリースした「When It’s All Said And Done」というアルバムで「Rock With Me」と題し、冒頭15秒程でアレンジした「Rock With Me」のイントロを起用している。
マイケルのプロデューサー、クインシー・ジョーンズによるカバー
クインシー・ジョーンズ(Quincy Delight Jones Jr.)は、1980年マイケルジャクソンとタッグを組み、史上最も売れたアルバムとして認定されている「Thriller」や「BAD」を生み出した名プロデューサー。
そんな彼が1999年に「From Q with Love」というアルバムでブランディ(Brandy)、ヘヴィ・D(Heavy D)と共にクラシックソウル風にアレンジした「Rock With You」をリリースした。
【番外編】星野源もRock With Youに影響されていた
星野源は、2021年6月21日放送のNHK SONGSで、心の支えとなった曲としてマイケルジャクソンの「Rock With You」を上げ、「(くも膜下出血で)療養中に聴けた唯一の音楽がR&Bやソールミュージックで、それまでは自分には似合わないと思っていたけど、好きだったのでちゃんと作ってみようと思って作った曲が『SUN』です。」と語った。
コメント